7:第4話:真相

視点:ながれ
夢を見ている。
今度はしっかりと見えている。
ああ、そうか。
私は、彼らを―――。
いや、この人達を騙したんだ。
私は、闇の眷属だから。
吸血鬼ではないけど、眷属だから嫌われる。
そういうパターンが多かった。
彼らもそうだと思っていた。
だから、私は離れたんだ。あの場所から。
その場所で戦争が起きたから後はわからないけど。
でも、もう手遅れだった。
私は、嫌われてるから。
そう思ってる。
だめだね。私は。
壊れた機械みたいだ……。
そう思いながら、意識を取り戻したときは治療を受けていた。
そばで眠る騎士さん。
疲れてるのか、ソファで寝ていた。
ながれ「……」
点滴とかはまだだったみたいで、起き上がれることはできた。
ぼんやりと、窓から見える空を見る。
なんだろう。
レグ「大丈夫か? そこの騎士がここまで運ばなかったらやばかったぞ」
ながれ「そう、謝らなきゃ……」
レグ「……あの……」
ながれ「どうしたの?」
レグ「お前が闇の眷属であることは知っている」
ながれ「っ……!」
レグ「だけど、そばにいるよ。ずっと」
ながれ「ありがとう」
ようやく安心して、笑えた気がした。
??「大丈夫か?」
起きたらしい、ゆっくりとその身を起こす騎士さん。
ながれ「大丈夫。ありがとう」
??「よかった。闇の眷属でも腕はだめなんだな」
ながれ「だめに決まってる。つか闇の眷属でも怖くないの?」
??「怖くはないよ」
ながれ「弱い部類だけどね。闇紅翼みたいに補助系だし」
??「そうか? 攻撃と補助を兼ね備えるのは強いぞ」
ながれ「そうなのね。ところで、名前は?」
レグ「俺はレグ」
ながれ「私はながれ。あんたは?」
じっと見ていると本当に尊いんだけどこの人。
??「ローウェン・ドラグスピアだ。ローウェンでいいぞ」
思わずぽかんとした。
いやちょおま。
やばい人やんけ。
レグ「え、ええええ!?」
ながれ「ちょ、ちょっと待って、ここ病室のはず……」
レグ「あ、ごめん」
ながれ「ごめんじゃすまねーよ」
流石に病室という事もあって、数日は休む事になった。
そりゃそうか。まぁ良いけど。


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