5:第1話:はじまりの街

静かなる場所で、目を覚ます男。
起き上がって、周りを見渡すも、誰も居ない。
どうやら花畑の上で寝ていたようだ。
「ここは……一体……」
ぽつりとつぶやきつつ立ち上がり、改めて周りを見渡す。
遠くに街があるため、その街に向かう事にした。
その町は賑やかだが、彼はふらりと彷徨っている。
そんな時に、誰かが現れた。
「珍しいね、冒険者かい?」
「え? えっと……」
冒険者じゃなさそうだね、君は一体どこ出身だい?」
男は考えたが、わからないと答えた。
「そうなんだね、私は雨雪 隆星。隆星と言ってくれれば分かると思うよ」
「あ、ああ……俺は、名前なんて無いから……」
「名前がないんだね。じゃあ、流楼(りゅうろう)。流楼はどうだい?」
「名前、俺に……? ありがとう」
流楼と名付けられた男は、笑みを浮かべた。
「さて、君は見た感じ魔法と物理が得意そうだね。行こう、ちょっとあるきながら事情を話すからね」
「わかった」
流楼と隆星はあるき出す。


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