4:第4話:決着を付けてやる

龍は弾幕を撃つ。
すばしっこいが、まだそんな早くはない。
彼の声が聞こえてくる。
必死に、私に逃げるような声。
もう俺は、天界にいてはいけないからわかっている。
堕天していることを言わなきゃならない。
龍が突如光を放ち、彼がそばに現れる。
残った龍が、突然消え去った。
後ろに誰かが居る。
カマを持った男が。
シルフィル「だ、誰だ?」
死神「死神だ。……我はお主に一つ忠告を言おう。お主の寿命は、短い」
シルフィル「短い、か。やっぱりな。堕天したのもその理由だからな」
死神「そうか。最後まで戦わずいれば、生きる時間は長くなる。だが、戦えば……短くなる」
キサラギ「……ん……」
シルフィル「キサラギ!」
キサラギ「……俺、は……」
死神「起きたか。戦わずにすめばいいが、シルフィルは、もう寿命は短い、気をつけよ」
その後死神は消え去った。
成仏みたいな消え方したんだけど……。
心臓に悪いな。
キサラギ「大丈夫か?」
起き上がって立ち上がるキサラギ
シルフィル「大丈夫。……ごめん、嘘ついた。俺、もう命は短い。それと、女性だ」
キサラギ「だったら、言葉を直したほうが良いかもな」
シルフィル「……え?」
ドキッとした。
天界にいた時はそんな女性らしさを出せなかったし。
今もどう出せば良いかわからない。
キサラギ「無理しないでくれ」
シルフィル「わかった」
そして、戦わずに済むなら過ごしていこうと思った。


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