新年が来たよ。

視点:ルイージ

さて、新年だからといって酒を振る舞う者たちが多い。
ボクは飲めないというか飲まないけど。
外の風を感じようとベランダに出たら、あの人が居た。
空を見上げて、ただ、さみしげに。
「大丈夫?」
「ん? ……君か。すまない」
「一応特例とはいっても、住む場所もないんだからずっと住めばいいってあの偉い様は言ってるから遠慮なく住んでも良いよ」
「ありがとう」
その時の笑顔は、眩しく感じた。
でも、彼も苦労しているんだね。
そう思った。
「でも、いつかわかるよね、本当に」
「そうだな。……体、冷えてないか?」
「あ、そうだね。そろそろ戻ろ?」
「そうだな」
いつか、彼が僕たちと戦う事があったら、強いんだろうな。
そう思ってる。

~ 終わり ~


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