物語2:第4話『ドミネーター』

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グレンツたちは山を登って村を確認した。
ただ絶望した。
故郷が焼けていると。
これでは助からないだろうと思った。
悔やみながらその山から降りて、国境へと向かった。
「おい、そこの一行止まれ!」
「異界の襲撃を受けた。まさかエンダードラゴンまで襲撃してくるとは……」
「!? それは本当か!?」
何やら通信を行う。
グレンツはため息を付いた。
「大丈夫か?」
「ああ、大丈夫だ。ありがとう心配してくれて……」
その時に、ふと誰かがドミネーターを持っているのがわかったが、グレンツはその人を知らないが、ローウェンに似ているなと思った。
「ん? 俺はローヴァスター・ローウェン。ローヴァスターでいいがどうした?」
「俺はグレンツだ」
ということで自己紹介を行っておく一行。
その後事情を説明した。
「成程、カジオーと言うやつが……。やはりか」
「とは?」
「奴はかなりの範囲で暴れている。いつここに来ても困るしな……」
と、気を感じ、振り向いたグレンツ。
「やれやれ。飽きないな」
銃を向けるローヴァスター。
と、変形した。よほど高かったのだろう。
カジオーはそれを予測していないのか、覚悟するつもりなのだろう。
武器で防ごうとしているカジオーに、銃弾が放たれ、武器ごと貫き、その人物の生命ごと終わったようだ。
「少し考えておきたかったな……。こいつは悪魔ではない。俺だけの銃だ」
と、ローヴァスター。
変形というか戻るその銃を見てぽかんとするグレンツ。
もはや強すぎるようなものだ。
ローヴァスターは苦笑いして仕舞う。
『カジオーは消滅を確認。しかし、その異界の民を戻すのは待ったほうが良い』
「そうだな」
びっくりしたが、あの声は聞いたことがない声だとグレンツは言う。
「あはは、そうだろうな。俺のメインウェポンに精霊が宿ってる。もしかしたら、宿るかもな」
「そうか」
けど、とグレンツは言う。
「この槍に宿る事はあるのだろうか……」
「あるさ。俺も行こう」
「え、でもそこを離れたら……」
「もともと王には許可得てここに立たせてもらってるが、旅に出るつもりとも言ってある。それも許可済みだ。この世界の現状を見たくてな」
「わかった。よろしくな」
こうして一人増えた一行はその国境の先へと進むことになった。

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